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口径食と収差 2020.5.22 [写真・カメラ]

先日、口径食の事をボヤいたところでしたが、N先生のブログでフルサイズのカメラに中判のレンズで撮影している記事がタイミング良くアップされました。

そうだよ、これだよ。
何でもっと早く気が付かなかったのかな?f^_^;。

口径食は字のごとく、口径が小さいから端からの光が遮られるのが原因なのです。

大きいセンサー用のレンズなら端を使わないので、口径食は軽減されるはず。

つまり、APS-Cのカメラにフルサイズ用のレンズを付けたら口径食は軽減されるのか?。
これが今日のテーマですd(^_^o)。


先ずはカールツァイスPlanar 50mm F1.4ZK。
コシナ製のKマウントです。

今まで蛍撮影に使わなかったのは、コマ収差が出そうな気がしての事。


s-50mmB.jpg
<FUJIFILM X-T20 + Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4>

口径食はあまり気になりませんが、収差が見られます。


次にCarl Zeiss Makro-Planar T* 100mm F2。

s-100mmA.jpg
<FUJIFILM X-T2 + Carl Zeiss Makro-Planar T* 100mm F2>

フルサイズ用の銘レンズですが、口径食が出てますね。


次にペンタックスの隠れスターレンズ、FA35mm F2。

s-FA35B.jpg
<FUJIFILM X-A2 + FA35mm F2>

こちらも口径食が見られます。


最後にAPS-C用ですが、ボケが奇麗と言われるSTFレンズ。

s-56mm.jpg
<FUJIFILM X-T2 + XF56mm F1.2 R APD>

隅の方はレモンちゅうか、銀杏みたいですね(苦笑)。

ソニーのSTFレンズは口径食が出ないようなので大変残念です。


結論!。 イメージセンサーが大きいカメラのレンズを使用しても口径食を消す事は難しく、レンズの特性による。 次回は1段絞って使ってみたいと思います。

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コメント 2

カメラ屋ケンちゃん

呼びました?なかなか現場でお会いできませんね~
設計のことは詳しくはないのですが、特性と書かれている通り設計で大きく周辺の丸ボケは変形(変化しますね)で、イメージサークルの大きいレンズでも、広角は変形が中心すぐからでも出るし望遠になってくるとカメラによってはレンズマウント内に置かれたインナーバッフル(乱反射防止板)で球ボケが見事にカマボコになります・・・大判用の600とか800mmをペンタ67へ付けてボデーの上にあるバッフルでケラレ5x7cmくらいしか写らなかったこともありました。
全てはやってみて、自分の答えを出すことが一番だと思います。
XF56mm F1.2 R APDが周辺部のボケが意外と悪いのが勉強になりました。買おうと思っていたのですが・・・止まりました。
絞り込みの画像期待しています。泥沼が一段と深くなったことを、心よりお悔やみ申し上げます。
by カメラ屋ケンちゃん (2020-05-24 00:00) 

コータロー

カメラ屋ケンちゃん さん

ケンちゃんの高価なレンズでも多少の口径食は見られますので、ある程度は仕方がないかなと思ってます

XF56APOにはガッカリです
STFレンズにしては、焦点距離が短いのも原因かな?
でもこれ以上長いと使いにくいので諦めます

次回は絞って使ってみます

作品を撮るのではなく、実験になってないかい?( ̄O ̄;)
by コータロー (2020-05-24 06:30) 

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